記念事業

生徒の学習支援

学習支援の一環として、本校は国際力の深化をめざし、グローバル教育を推進しています。
中でも、実際に海外に足を運び、現地で直接異文化を体験し、ホームステイや研修等を通して語学力を高める海外研修の取組は、生徒の国際力を高めるとともに、将来国際社会で活躍する女性の育成に大きく寄与するのもです。

中学3年生でのニュージーランド研修、高校1年生でのオーストラリア研修、高校2年生でのイギリス研修、また高校1年生より1年間のカナダへの長期留学派遣プログラムがあります。
さらには高校2年時には全員が修学旅行としてシンガポール・マレーシアを訪問します。(2018年はシンガポールのみ)
こうした取組に参加した生徒は語学力の向上とともに、将来は国際的に活躍したいと意欲的に学校生活を送っています。今後ともこれらの研修企画の内容をより一層充実させるために、国際理解教育の発展に資する奨学制度の充実を図ります。

教育環境の拡充

本校は、めまぐるしく進化、発展を遂げる社会で生き抜く力を持つ生徒を育てるため、知識・技能の習得といった受動的な学習だけでなく、生徒の「主体性・多様性・協働性」を引き出すアクティブラーニング型教育への質的転換を図っています。

探究活動やグループワークの実践、電子黒板やタブレット端末を利用したICT教育の推進、今後求められる英語力に対応できるグローバル教育(英語4技能の重点教育)への対応を通して、「多様な思考力・適切な判断力・豊かな表現力」を身につけさせることを教育目標としています。
この目標達成のため、また、生徒の主体的な学習を支援するために、学園創立130周年を機に、新たな時代を生き抜くための人材育成、探究教育の場として、校内に「ラーニングコモンズルーム(仮称)」を新たに設置します。

親和学園創立130周年記念式典・音楽会・祝賀会を終えて

親和学園創立130周年記念式典及び記念音楽会を国際会館こくさいホールにて去る9月19日に、そして記念祝賀会を同21日に挙行いたしましたところ、おかげさまで、成功裡に終えることが出来ました。みなさまのご理解とご支援のお蔭と、心よりの感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

記念式典では、兵庫県知事(代理西上三鶴氏)、久元喜造神戸市長、旭次郎兵庫県私学総連合会会長、摺河祐彦兵庫県私立中学高等学校連合会理事長、小出秀文日本私立大学協会常務理事・事務局長をはじめ、多くのご来賓のご臨席を賜りました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

記念音楽会では、佐渡裕さんをお招きして、本学園の生徒・学生・同窓生の合唱付きオーケストラにご指導をいただきました。「威風堂々」と「ハレルヤ」の即興のクリニックをしていただき、演奏と合唱が見る見るうちによくなっていきました。感動のご指導でした。 そのあとで、佐渡さんの指揮で兵庫芸術文化センター管弦楽団による「新世界」(ドヴォルザーク)を演奏していただきました。会場に感動の時間をいただきました。アンコールでは、「フィガロの結婚」を演奏していただき、私たちは本当に素晴らしいひと時を持つことが出来ました。改めて、佐渡裕さんと芸文の管弦楽団の方々に心よりのお礼を申し上げます。おかげさまで、記念音楽会は大盛況に終えることができました。多くの方から、素晴らしかったとのお礼のお言葉やお手紙をいただいております。
21日の記念祝賀会はクラウンプラザホテルで行い、こちらも井戸敏三兵庫県知事、森哲男三田市長、熊見一郎兵庫県私立学校理事会会長、史寧中東北師範大学前学長、文弘宜㈱INACコーポレーション代表取締役会長、友國雅章親和学園校祖の子孫の方々をはじめ、多くのご来賓のご臨席を賜り、楽しいお祝いの会を催すことができました。また、本学園と交流のある海外(5か国)の大学・学校からも、理事長、学長、教員の先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。

さらには、10月21日には、本校に大正時代からあるスタンウエイのピアノの演奏会を親和中高の講堂において開催いたします。みなさまのお越しをお待ちしています。(お申し込みの必要はございません。)また、来年の2月3日には、変わる大学入試をテーマに記念講演会を開催する予定です。(詳細につきましては改めてホームページ等でご案内いたします。)
さて、親和学園は、おかげさまで、創立130周年を迎えることができましたが、教育界をめぐる環境は、少子化の影響もあり、まことに厳しいものがあります。時代の変化も早く、先の読めない時代に、不安定でリスキーな時代になってまいりました。
しかし、それだからこそ、こういう時代だからこそ、建学の理念を再確認し、教育の原点に立ち戻り、日々の教育に専心邁進していかなければならいと考えています。私たちは、この130周年の機に、生徒・学生の成長を誠実に支援していく。その決意を改めて再確認しているところでございます。
みなさまにおかれましては、今後とも、親和学園に対しまして、いっそうのご理解とご支援をお願い申し上げます。
終わりになりましたが、みなさまのますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

10月吉日
学校法人親和学園
理事長 山根耕平

記念誌の発行

130周年を記念して、校祖友國晴子の伝記の2編を発行します。

1 「校祖 友國春子」特集

安政5年(1858年)に生まれ、江戸・明治・大正の激動の時代を生き抜いた晴子の生涯と親和女学校創設の偉業を辿ります。

友國晴子

2 校祖友國晴子物語(漫画)

親和女子高等学校・親和中学校の漫画部の執筆によるもので、校祖の人柄と生き方が10代の若者の感性で描かれ、絵もストーリーも私たちの心に訴える力作となっています。

詳細はこちら(デジタルブック)
校祖友國晴子物語(漫画)