親和中学校・親和女子高等学校

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本校の教育の特徴
親和の教育

長きにわたる伝統を基盤に
親和の教育はさらなる進化を続けています

現代社会はグローバル化、IT化などが進行し、きわめて変化の激しい時代を迎えています。
そうした難しい社会を、たくましく生き抜く女性を育成すること。それが今後の親和にとって、最も重要な命題になります。
そこで、基盤となる「学力」を徹底的に鍛えるとともに、「人間力」「国際力」「情報力」など、多彩な能力をバランスよく高める教育改革に取り組んでいます。

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コース編成

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人間力の育成

大学入試で重視される「人間力」を総合的に高めます

親和独自の「探究学習」を拡充。高校生は全員必修に

大学入試では、「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」などの人間力が重視されます。
親和独自の「探究学習」は、少人数グループに分かれて、自分たちで課題を見つけて、調査・研究、議論し、意見をまとめてプレゼンテーションをする形式の授業です。この一連のプロセスの中で、人間力の向上が期待でき、新しい大学入試でも必ず役に立ちます。そこで、Sコースの中1~高2に加えて、2019年度から総合進学コース・国際コースの高1・2でも「探究学習」を導入し、高校生は全員必修にしています。

中高での学びを生かしながらSDGsの課題に取り組む

近年の「探究学習」で活発化しているのが、国連全加盟国が合意したSDGsの課題への取り組みです。「飢餓をゼロに」「海の豊かさを守ろう」などの地球規模の課題に、中高での学びを生かしながら挑んでいます。たとえば「SS(サイエンス)コース」の生徒は主として科学技術の観点から、「SL(リベラルアーツ)コース」の生徒は文理を融合させた視点からアプローチしていきます。こうした活動内容に応じて、「SSコース」の「探究学習」は、「理数探究」に名称を変更します。

灘区と協定を結んで、地域活動に積極的に参加

「多様性」や「協働性」を体得するためには、学校外の活動も重要になります。
親和では、灘区と協定を結び、「灘区を盛り上げる」をスローガンに、「児童館の子どもたちの遊び相手になる」「街頭募金活動を手伝う」など、さまざまな地域活動に、生徒たちが積極的に参加できるようにしています。地域活動を通して、年代や職業などによって多様な価値観があると感じることは、とても貴重な経験になります。

校祖の教えに基づいて、ひとを育て、こころを育てる

校祖友國晴子は、校訓として「誠実(まことのこころ)」「堅忍不抜(耐え忍ぶこころ)」「忠恕温和(思いやりのこころ)」の3つの言葉を掲げました。この校訓に基づいて、ひととして、女性として、人格の形成とこころの成長を促す教育に力を注いでいます。そのひとつが、中1・2で学ぶ「礼法講座」です。茶道を通して、日本の伝統文化や礼儀作法を学び、あたたかな心づかいのできる女性を育てています。

グローバル教育

国際感覚を磨くプログラムがさらに充実しています

多彩な異文化体験が学びのモチベーションを高める

グローバル教育は親和の伝統であり、高く評価されています。「メルボルン交換ホームステイ」「カナダ・フィールドストーン・キングス・カレッジスクール長期留学生派遣プログラム」「オックスフォード英語・文化研修」など、特色ある国際交流プログラムを用意しています。
さらに、総合進学コースは2019年度、「異文化探究研修」を導入。Sコースは、高校入学前の春休みの海外研修改革を行います。現行のニュージーランドホームステイ(下欄参照)と新設のアメリカサイエンスツアー(P18参照)の選択制にする予定です。

コロナ禍の中、国内で実施できるプログラムを工夫

コロナ禍の影響で、この2年間、海外渡航は断念せざるをえませんでしたが、工夫を凝らして、国内で実施できるプログラムを開発・実施しています。
たとえば、2021年の夏休みには、中1から高1の総合進学コースの希望者が、大阪の宿泊型英語研修施設「YOLO JAPAN」のイングリッシュキャンプに参加します。
高校では、校内で外国人講師の英語研修を受けるとともに、海外の大学やホームステイ先とオンラインで交流する「ハイブリッド型(オンライン・対面)語学研修」を実施。国際コースの生徒と中国東北師範大学附属中学の生徒が、オンラインで一緒に授業を受ける機会なども設けています。

英語力の高い生徒をさらに伸ばす指導体制も強化

定評のある英語教育も、さらなる進化を遂げています。中学では、ECC外語学院と連携し、「英会話教室」を実施。高校では、フィリピンのネイティブ講師にマンツーマンで英会話レッスンを受ける「オンライン英会話」などを用意しています。2021年夏には、放課後、ALTと気軽に英会話を楽しむ「イングリッシュルーム」も完成しました。

多彩な異文化体験が学びのモチベーションを高める

中学1年生〜高校1年生(総合進学コース)

異文化探究研修中国ベトナムカンボジア

研修先は姉妹校の中国・東北師範大学附属中学をはじめ、ベトナム、カンボジアなどアジアの学校をまわります。(年度によりプログラムは異なります。)一人ひとりが自分でテーマを設定して現地で調べ学習を実施。異文化を肌で感じ、視野を広げ、課題を発見するチャンスになります。現地の中高生との交流機会もあります。

中学3年生(Sコース)(3月〜4月)

海外ホームステイオーストラリア

実際に海外に出て、基礎的な英語表現でコミュニケーションをとることに挑戦します。現地で生活しながら、伝える楽しさを味わい、多くのことが学べます。ニュージーランドで3週間の実施になります。現地の名門女子高校で授業を受け、交流も深めます。

エール大学との交流プログラムアメリカ合衆国

その年度にエール大学を卒業した女性アカペラグループの世界ツアーの一環として、本校でもミニコンサートを実施します。コンサート後には本校生徒が学校内を案内したり、共に書道体験をしたり、国際交流を行います。

中学3年生(Sコース)(3月〜4月)※留学生の受け入れが条件です。

メルボルン短期交換ホームステイオーストラリア

オーストラリア・ビクトリア州で成績上位校に位置する『Mac. Robertson Girls’ High School(マックロバートソン女子高校)』と交換留学を実施しています。本校生が3月に3週間メルボルンを訪問。留学中には、アボリジニ文化の学習、オーストラリアの大自然との触れ合いなどの研修もあります。6月には相手校の生徒が来日し、3週間ホストシスターと一緒に学校生活を送りながら、交流を深めます。本校に通いながら各クラスで一緒に授業を受け、親睦をはかります。

高校1年生〜2年生(8月〜翌年6月)

カナダ・フィールドストーン・キングス・カレッジスクール
長期留学生派遣プログラム
カナダ

カナダ・トロント市の学校で行う長期留学プログラム(1年間)です。高校1年生2名まで参加できます。本校での成績と英検2級程度もしくはTOEIC550点以上を取得していることなど、派遣条件があります。留学中の単位も本校の単位として認定します。奨学金として約60万円を支給します。

渡航費、生活費、海外保険料は本人負担となります。

高校2年生(8月)※英検準2級程度の英語力が条件です。

オックスフォード大学英語・文化研修イギリス

高校2年の選抜生40〜50名が2週間、英国オックスフォード大学の学生寮に滞在して英会話の特訓を受ける、英国体験プログラムです。オックスフォード大学の女子学生が各グループに1名ずつ付き、寝食を共にしながら語学や生活のアドバイスを受けます。ミュージカル鑑賞、アフタヌーンティーやフォーマルディナー体験など、イギリスの文化も学びます。

高校2年生(10月)

海外研修旅行シンガポールマレーシア

学年全体(全コース)でシンガポール、マレーシアを5泊6日で訪問します。
※2020年はコロナ禍のため沖縄に変更

ICTを活用した教育の推進

アクティブラーニング型の新しい授業スタイルに取り組んでいます

全教室に電子黒板を設置し、動画や音楽などを活用した授業が活発化

全教室に電子黒板を設置しています。それによって、板書では不可能だった動画や音楽などを表示でき、生徒の興味・関心を引き出しています。生徒の解答を電子黒板で示して、生徒が皆の前で解説するなど、アクティブな授業も展開できます。

1人1台タブレットを導入

タブレットを1人1台導入し、ノートと併用して、効率よく学習に生かしています。授業展開ソフトの活用によって、インタラクティブ(双方向)な授業も実現しています。
コロナ禍による昨年の休校期間中も課題の配信・提出だけでなく個別指導にもタブレットを活用しました。現在は毎日の健康チェック提出や模試の過去問の紹介に利用しています。生徒たちはより重要な 情報を取捨選択し、データとして残しています。

海外とつながる授業もスムーズに展開できる

タブレットの活用によって、海外とつながる授業もスムーズに展開できます。たとえば「オンライン英会話」では、フィリピンのネイティブ講師から、1レッスン30分程度、マンツーマンで英会話の授業を受けています。
また、コロナ禍の休校中に「オンライン授業」を実施したほか、海外研修が困難になった代わりとして、校内で海外の生徒とオンラインで交流する機会も設けました。これらも、生徒たちがタブレットに慣れていたため、スムーズに行うことができました。

主体的に学ぶ姿勢を高める「ラーニングコモンズルーム」

特別教室棟の一角に設置されているのが「ラーニングコモンズルーム」。可動式の机と椅子を配置し、学習の目的に合わせて自由にアレンジできます。壁3面に電子黒板が設置され、パソコンのデータをすぐに映し出せます。
探究学習」の授業で使用されるほか、「探究学習」のチームで集まって、ディスカッションしたり、プレゼンテーション用のポスターを作成したり、協働学習に活用されています。

「ラーニングコモンズルーム」で学生チューターが学習相談に対応

放課後、「ラーニングコモンズルーム」に、本校卒業生である大阪大学・神戸大学等の女子学生チューターが待機し、生徒の学習面の質問や、進路に関する相談などに対応しています。現役の大学生から直接、大学生活の魅力を聞くことは貴重な経験であり、生徒たちにとっての良きロールモデルにもなっています。