社会人講演会を２０２１年２月２日の７限に，高校１・２年生，中学３年生を対象に実施しました。

今回は，神戸フィルムオフィス代表をされている松下麻里氏をお招きして，「神戸フィルムオフィスの果たす役割～これからの社会問題を解決していく生き方～」という演題で，講演会を実施しました。 　

はじめに，奈良県ご出身の松下氏が神戸に関わるお仕事に就くまでのお話がありました。

次に，これまでに放映されたドラマや映画の具体的な場面を紹介しながら，神戸を中心とした撮影場所を発掘し，テレビドラマや映画づくりをサポートしていくお仕事の内容をお話していただきました。

撮影の現場では，多くのエキストラや道具づくりをする人たちが関わっていることや，ロケ地では，聖地巡りの経済効果はもちろん，街の良さの再発見，そこに住む人たちの誇りやつながりをつくりだせることを丁寧に説明していただきました。

なかでも，廃校した小学校の体育館を丸ごとつかった震災時の避難所の再現や『BEKOBE』のモニュメントの清掃活動のきっかけとなったお話は，神戸フィルムオフィスのお仕事が生み出す大切さを生徒たちが深く感じたように思います。

今回の講演を通して，自分たちの住む街への誇りを高め，街とそこに住む人々とのつながりをより強くすることが社会をよりよくすることになることを考えるきっかけを与えていただきました。

お忙しいなか，ご講演いただきました松下氏に心より深く感謝申し上げます。

ほんとうにありがとうございました。