親和中学校・親和女子高等学校

中1 Sコース「探究」-校外学習をおこないました。【2月20日】

2015.02.21

2月20日(金)、中1 Sコースの「探究」は2回目となる校外学習。
今回は、甲南大学 ポートアイランドキャンパスにある先端生命工学研究所(FIBER)の教室で実習をおこないました。
この探究授業にあわせて、事前の予習テキストで勉強して、当日に臨みました。


本校のスクールバスで、甲南大学に到着後、9:30から授業がスタートしました。
最初に、所長の杉本先生から開会の挨拶があり、科学という学問を常識にとらわれず「遊び心」を持った考え方で勉強していくことが大切であることなど、生徒にわかりやすくお話しいただきました。

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今回の実験テーマは、"『遺伝暗号を解く』 〜光で視る 遺伝子からタンパク質ができるまで〜"。
実験操作や実験器具の説明などを聞いて、10班にわかれて実験を開始しました。
学校では見られない本格的な実験器具に驚きながらも、1班ごとに1名の研究員がついてくださり、生徒たちも徐々に実験に夢中になっていきました。

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昼食は大学の先生や海外博士研究員の皆さんと一緒に食べました。
実験の時とは違い、日本語を英語に訳してもらいながら、楽しい表情が和らいだ雰囲気の中で交流をはかりました。

午後は、気分を変えてキャンパスツアーから再開。
大学の研究室や実験室(4℃の部屋に入ったり...)などを見学。キャンパスの大きさと学習環境にビックリしました。

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その後、授業の教室に戻り、引き続き、タンパク質をつくる実験をおこないました。
午前中同様に、班内で議論して考える時間を多く設けてくださり、生徒の学ぶ意欲がますます高まっている姿が印象的でした。


終了前に、1日を通して、授業内で難しい問題に答えた生徒が、FIBERリサーチグランプリ賞の表彰を受けるというサプライズもありました。

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最後に、大きなDNAのモニュメントが設置された場所で記念撮影をして、有意義な1日の授業が終わりました。
今後も「探究」の授業を展開していくなかで、自ら主体的に様々な分野に興味・関心を持ち、他の教科の授業にもよい影響が出て、生徒の成長につながってほしいと願っています。